クレしん。「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」
一年ごとのお楽しみっていうか。
昨日はクレヨンしんちゃんの映画が放映されていたわけだが。
もうあえて説明不要だと思いますが、しんちゃんの映画は「子供だまし」じゃないんですよね。
特にシナリオが良く練られていて、大人も充分に視聴に堪えられるっていうか、邦画の中ではかなり面白い部類だと思うのです。
それで、えっと……今回のテーマは西部劇ですね。
内容は可も不可も無し、このシリーズの中でも特に「普通」かと。
ただ、前半は相当だるい。
映画の中に入ってしまう、ただ「その程度」を説明するだけで相当の時間を割いているのだ。
似たようなネタはゴマンとあるので、そこらへんはアッサリしてくれても良かったと思う。
後半はいい感じにアクションが盛り込まれてきて、楽しくなってくる。
構図なんかは相変わらず映画のスクリーンを意識して作りこまれていて、大胆な遠近法とか、もしも映画館で観ていたら楽しそうだなあ、と素直に感動。
ただ、今回はキャラが薄い。
活躍がしんちゃんをはじめ、子供だけなのがちょっと痛い。
(心を一つに変身に成功するシーンはグッとくるものの。)
個人的には、昔のように「ぶりぶりざえもん」とかがハチャメチャなアクションをしてくれるのが好きなのだが。
ところで、出演キャラで、水野晴郎にそっくりな「映画オタクのマイク」ですが、「シベリア超特急」の「マイク水野」が元ネタで良いのでしょうか。
一体、どれくらいの人間が知っているんだ。(笑)
さらに彼、やたらと「お尻を蹴られる」シーンが目立つが、スタッフはラジオ番組のコサキンのリスナーなのか?(笑)
あと、出てくる仲間が「荒野の七人」くさかったが、ここらへんは全くわからん。
……加えて、今回の芸能人出演は「NO PLAN」だったりと、元ネタ系はちょっとスベってました。
ふかわりょうの台詞が途中で、しんちゃんの台詞で切られたのは笑ったけど。