あだち充、天才説。
これは、一部では有名な噂だった…。
今日友人から、最近発行されている「あだち充」セレクションみたいなものを借りて読んでみる。
「みゆき」とか「タッチ」とか、古いやつが何話か載ってて、隔週に発行されているらしい。
私が中高生の時。
同氏が当時のサンデーで連載していた「H2」*1は今イチで、小学生くらいに放映されていたタッチのアニメの面白さが、自分的には印象的で、彼の漫画はどうにも面白くないのでは、とタカをくくっていました。*2
それが、なかなかどうして面白い。
もう十年以上前の作品なので、いい加減古臭いと思ったんですが、独特の間がいい。
めちゃくちゃ、読ませる。
むしろ、昔の方が上手いって言ってもいい。(笑)
ちなみにこれを、アニメの「タッチ」と比べてどうかと思うと、それが互角に感じた。
普通、アニメ化した作品というのは、9割の確率で劣化すると思う。
だが、ほとんど同じ印象を感じたというのは、ある意味、当時のアニメのスタッフの方も凄い。
これは、若い人もこれを機会に読んで欲しい漫画であります。
そして、この時代のコミックに無知な私も、当時のあだち充先生が天才だったという噂には激しく同意するのでありました……。*3