NOAH東京ドーム大会。

深夜枠とはいえ、ほぼ当日にオンエアーされるとは思いませんでした。
この『早さ』こそが、日テレの強さであり、ほぼ3時間という巨大な時間枠がプロレスに対する愛情だと思います。
これに比べて、テレ朝はホントに最低ランク……。(苦笑)


観客動員数は約62000人。
まさしく天下取ったって感じですね。
正直、友人のプロレス基地外と観に行くというプランもありました。(笑)


・「三沢光晴VS川田利明
激戦も、三沢が勝利。
なんていうか、悪く言えばマンネリ化した戦い再び。
もうね、この二人は戦っても、何も出てこない。
何もかも搾り取り尽くしている、そんな気がします。
だから、『負けたんで終止符が打てなくなった』という川田の発言には、ものすごく違和感。
『それは、お前の勝手だろ』と観客も三沢自身も思ったはず。
あいかわらず、感動に水を差すのが上手い御仁である。(笑)


・「小橋建太VS佐々木健介
今大会のベストバウト。
ヘビー級の醍醐味ここにあり。
逆水平チョップという地味な技のみで、名試合が誕生しました。
もう、プロレスラーの凄さが言葉無くして伝わる、理想形です。
この二人はタッグで組んだら、凄いことになるなあ……。(萌)
試合後、負けた健介が「ありがとう」と小橋に言ったのが、ものすごく印象的。
清々しいことこの上なし。


・「小川良成VS天龍源一郎
試合の前までの一連の抗争というか、喧嘩ムードは一体何だったの?
…というくらい、天龍が圧倒して勝利。
わずか10分程度の決着に、観客はきっと白けてた。
最後、天龍が元付き人の肩を抱き、退場するさまは、これが死闘だったら絵になっていたが。


・「鈴木みのる丸藤正道組VS秋山準、橋誠組」
意外に橋が好健闘に見えた。
だが、やはり才能の差は埋まらず。
鈴木組勝利。


・「力皇猛VS棚橋弘至」(GHCヘビー級選手権試合)
メインイベントも入れて数えて最後から四つ目の王座戦とは。
これほどまでに、GHCの権威が堕ちたことがあったろうか。(苦笑)

力皇勝利も、内容が編集でカットされまくりだったので、よくわからん……。
まあ、率先してババを引いてくれた棚橋に感謝。(笑)


・「金丸義信VSKENTA」(GHCジュニアヘビー級選手権試合)
二人の技が噛み合っていて、非常に楽しめた試合。
ここでKENTAが勝利して、シングルのベルトを巻くことは非常に意義がありますね。

                                                                                                              • -

総評としては、ただ楽しかった。
それだけ。
ノア最高ッ!


ちなみに、新日も同日、試合が行われていて、天山が王者陥落したそうですね。
勝利した藤田和之IWGPベルトを故・橋本真也に捧げるなどのパフォーマンス。
全部、もっていかれてやんの。(笑)
ダメだこりゃ……。