雑学は雑学。

人間は自分よりも知識の劣る人を見て、優越を感じる生き物だそうです。


昨今のクイズ・雑学ブームによって、大ブレイク中の「おバカタレント」という存在…。
実は私も、この種の方々が出る番組を楽しませて貰っております。



…そこで、唐突に思い出したことが。


中学校時代、「日常茶飯事」を「にちじょうちゃめしじ」と読み間違えた男子がクラスにいて。
彼はそれから、三年間ずっとそのことでからかわれるハメとなりました。


うむぅ。
この年代の子達は何と残酷かと、今さらながらに感じます。



どんなに優秀な人間も、必ずしも完璧ではない。


だから、常識や学に少し劣っているという理由だけで、彼等を指差して笑うことは、やはり間違っているのではないでしょうか。


タレントの人達はそれが「売り」となるのでまだしも、実際の学校や子供達の間で、この風潮が蔓延することを、私は非常に危惧しているのです。



実際は、いくら知識があったって、その人間は偉くもなんともねえ。
真に他人のために動ける人にこそ、真の価値があるのだと私は思っております。